11の事業を、一つのブランドストーリーへ
株式会社アシストエンジニアリング

背景
多角的に展開する事業のつながりを、一冊で伝えたい
アシストグループでは、山梨県を中心に、人材派遣、建築、農業、設計、保育、DX支援など、幅広い事業を展開しています。
事業領域が多岐にわたる一方で、それぞれの事業がどのような考えのもとに生まれ、グループ全体のビジョンとどうつながっているのかを、社外の人に分かりやすく伝える広報媒体が必要とされていました。
そこで、営業や採用、パートナー企業との協業、社内への理念浸透など、さまざまな場面で活用できる会社案内パンフレットを制作することになりました。
目的
理念と事業を一体で伝え、ブランドへの共感を育てる
パンフレットの対象は、取引先やパートナー企業、従業員、株主といった既存のステークホルダーに加え、営業先の企業、採用候補者、将来の協業先など、これから関係を築く人々です。
伝えたかったのは、個々の事業内容だけではありません。一見すると異なる分野に見える11の事業が、山梨に根差し、人や地域を支えながら未来をつくるという共通の考えから生まれていることです。
冊子の冒頭では、企業理念、ミッション、ビジョン、バリュー、企業文化を整理し、代表メッセージとともにグループが目指す方向を示しています。
理念を抽象的な言葉で終わらせず、各事業を展開する理由や背景と結びつけて伝えることで、グループの本質や将来像への共感を高めることを目指しました。

取り組み
ビジネス上の目的から、冊子全体のストーリーを設計
制作では、既存の会社情報を集めて並べるのではなく、誰に何を伝え、読後にどのような理解を得てほしいのかを整理するところから始めました。
書籍制作に携わる編集者が代表者へのインタビューを行い、グループが歩んできた背景や、複数の事業を展開する理由、今後目指す姿を掘り下げました。その内容をもとに、冊子全体のコンセプトやメインコピー、ページ構成、情報の流れを設計しています。
また、過去の沿革を年表で紹介したうえで、現在の事業、社会貢献活動、これからのビジョンへと展開することで、企業の歩みと現在地、未来が一つのストーリーとして伝わる構成にしました。

制作上の工夫
11の事業と、グループ全体のつながりを可視化
事業紹介に入る前に、グループが展開する11の事業を円形の図にまとめ、中心に共通する考え方を配置しました。
最初に全体像を見せることで、それぞれの事業が独立して存在するのではなく、人や地域を支えるという一つの方向性のもとで連動していることを視覚的に伝えています。

その後は、事業ごとに内容や特徴を紹介しています。すべてを同じ見せ方にするのではなく、情報量や事業の規模に応じて、1ページまたは見開きで構成し、誌面に強弱をつけました。各事業の特徴に加え、具体的なサービスや取り組み、現場の写真を組み合わせることで、事業内容を具体的に理解できる誌面にしています。

一次情報をもとに、企業の実像を伝える
制作にあたっては、既存のWebサイトや資料を再編集するだけではなく、実際に山梨の現場へ足を運び、インタビューや撮影を行いました。
代表者の言葉や各事業の現場、働く人の姿を取材し、そこで得られた一次情報をもとに文章とビジュアルを構成しています。
冊子の終盤では、事業紹介だけでなく、行政委託事業、障がい者雇用、農業生産法人の運営、国際交流など、地域に根差した社会貢献活動も紹介しました。企業の規模や事業数だけではなく、地域や社会に対してどのような姿勢で向き合っているのかまで伝えています。

活用
さまざまな相手に、同じブランドストーリーを伝えられる一冊へ
完成したパンフレットは、営業先への会社紹介、採用候補者への情報提供、パートナー企業との協業時の説明、従業員への理念浸透など、幅広い場面で活用できる広報媒体として設計しました。
会社概要や各事業を個別に説明するのではなく、理念、歴史、11の事業、社会貢献活動までを一冊にまとめたことで、アシストグループが何を目指し、なぜ多角的な事業に取り組んでいるのかを、一貫したストーリーとして伝えられるパンフレットとなりました。