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第3章
成功する企業出版のつくり方
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戦略に基づいた書店配本とは?

この章では、完成した書籍をどのように顧客に届けるかについて、述べていきます。
企業出版で成功の確率を高めるには、単純に大型書店で配本をすればいいというのではなく、他の施策との連動を考えつつ、読者ターゲットに応じてエリア、置き方を考える必要があります。

ターゲット読者はどこにいる?

ビジネス書が売れる書店の多くが、東京駅や新宿駅など巨大ターミナル駅に立地しています。しかし、書店それぞれに得意ジャンルや売れるテーマがあります。書店の立地によって、女性が多い、アパレル系にお勤めの方が多いなど特徴があるのです。

例えば、
・大手町近辺は、金融系の企業が多いので、ファイナンスやマネーに関する書籍が売れやすい。
・渋谷では、IT系のベンチャー企業が多いので、WEBに関する書籍が売れやすい。
・ファッションビルに入っている書店は、30代女性向けの書籍が売れやすい。

という具合です。そのため書店へPRする際には、ターゲット読者がいらっしゃるエリア、書店を中心に考えましょう。

企業出版のゴールは書籍を売ることではありません。闇雲に、ビジネス書の売れる書店へ展開するよりも、狙いを決めて届ける方が、問い合わせや読んでいただいた方に次のステップを起こしてもらいやすくなります。

展開の仕方で、読者への見せ方は大きく変わる

書店の中でどのように展開されるのかも考えておく必要があります。
第一章でも少しふれましたが、年間新刊は8万点前後発売されています。そのために、書店の場所を確保するのは非常に難しいのです。その中で、読者に届ける方法をお伝えします。
書籍は、主に3つ陳列方法があります。

仕掛け展開

 

 

 

 

 

仕掛け展開とは、上記の写真のように3面以上で陳列することです。書籍の看板なども付きますので、より読者の読者にインパクトを持って展開することができます。
しかし、この展開は他の本も狙っている立ち位置です。書店サイドも、売れることを期待して展開をしますので、売れが出れば早めに撤収になってしまうこともあります。

平置き、面陳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表紙が見えるように置く陳列のことです。タイトルはもちろん、帯コピーも読者に訴求することができるので、衝動買いを促しやすいです。しかし、場所に限りもあるので、この平置きも、面陳も売れが乏しければ他の本に替えられてしまいます。

棚差し

 

 

 

 

 

 

図書館に置くように展開します。背表紙のみ見える形になります。そのために衝動買いという確率は、非常に少なくなります。ただ、その代わり長期間書店に置いていただける確率が上がります。また、専門テーマを探しに来た方には見つかりやすいので、ニッチなテーマであったり専門的なテーマであれば、棚差しを中心にした配本でロングセラーを狙うということもあり得ます。

今まで3つの展開方法をご説明してきました。実際に発売する際は、力を入れたい書店では大きめの展開を、そうでもない書店では少なめの展開など強弱をつけることが重要です。
このあたりのバランス感覚は、出版社の書店チームが一番熟知していますので、連携しながら書店展開の戦略を練る必要があります。

第4章
出版社選びのポイント
01