• HOME
  • 企業出版における原稿のつくり方
第3章
成功する企業出版のつくり方
03

原稿はいかにして作るべきか

いよいよここからは、原稿の話になってきます。
いきなり原稿を書く方が早いと思われるかもしれませんが、最終的な目的を達成するには今までのステップを終えた上で原稿を作った方が、結果的には早いです。途中で、執筆できなくなったり、本来の目指すイメージとはかけ離れた書籍ができてしまう可能性が少なくなるからです。それでは、企画ができてからの流れをご説明しましょう。

目次の作り方

企画が固まったら、次は目次を作りましょう。
目次は書籍の設計図ですので、目次を羅針盤として書籍制作プロジェクトは進行していきます。
目次は、どのように作ればいいのでしょうか。それは読者にストーリーを伝える構造にすることです。ストーリーの基本構造は、主に2つといわれています。

①序論→本論→結論
②起→承→転→結

の2つの構造です。

いきなり本題でなく、序論として何を語るべきか、「転」をいかにして持ってくるかを
考えながら、テーマに付随した素材となるコンテンツを集めましょう。

執筆する場合は何が大事?

構成案が固まったら、いよいよ執筆のフェーズに入ります。企業出版では、基本的にプロのライターさんが取材して執筆するケースが多いですが、ご自身で執筆したいということがいらっしゃいます。その際にご自身で執筆する際に重要なことをお伝えしていきます。

①毎日2~3時間を執筆に充てる

ビジネス書でいうと6~8万字が必要な文字数です。実際、この分量を書くということは、想像以上にハードです。
そのため、執筆計画を立て、毎日コンスタントに書くことが非常に重要になってきます。土日など、まとまった時間に、一気に書くという方もいるのですが、文章が乱れたり、内容が重複してしまったり、ネタが切れてしまったりと原稿のクオリティが下がる可能性が高まるのでおすすめしません。

②文章は基本的にうまくならない

文章は、急に上手になることはありません。仕事やこれまでの人生で身についた文体は、基本的に変わることはないと言っていいでしょう。良く起こるのは、自分の専門領域について執筆する際に、自分にとっては馴染みのある言葉なので、つい専門用語を多用し、難しい表現を用いてしまうことです。専門家向けならば、それで構わないのですが、初心者向けであればそうはいきません。「中学生に優しく語りかける」くらいの気持ちで書くと、読み手にはちょうど良くなります。著者によっては、いきなり書くのではなく、ボイスレコーダーにしゃべり、それを文字起こしして原稿にする方もいらっしゃいます。

プロのライターに取材を受ける場合

取材を受け、ライターさんに聞き書きしてもらう時は、どのようなことを重要になってくるでしょうか。まず、取材前の準備として、「目次」にそって、箇条書き、キーワードだし、表やグラフなどのデータなどを用意すると、より取材はスムーズになります。
あとは、編集者とライターさんに流れを任せることも一つの手です。「書籍の企画をきめよう」でも書きましたが、自分では思ってもいないところが打ち出しポイントになることがあります。そのため、聞き手に話の流れを委ねることで、自分の強みに気づく可能性も高くなるでしょう。

第3章
成功する企業出版のつくり方
04