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第2章
企業出版とは?
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空

企業出版が求められる背景

出版不況をデータで見てみる

出版業界の売上が下がっているというニュースをたまに耳にすることがあるかと思います。
下の図をご覧ください。この図は、日本の出版販売額の過去22年分をグラフにしたものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

引用元:http://www.ajpea.or.jp/statistics/

 

見ていただくとわかる通り、月刊誌や週刊誌などの雑誌が、大きく下落しているのがわかります。また、同じくらい凋落が激しいジャンルは、実はコミックと文庫本です。この二つのジャンルは書籍の中に含まれますので、ビジネス書で限って言うと、微減という状態です。
逆に言うと、ビジネス書など書籍の相対的な価値は上がっていると言っていいでしょう。

売り上げの他に変わったこととは?

書籍の売れ方も大きく変わりつつあります。かつては、著者にファンがついていたので、ヒット作を生み出した著者であれば、ある程度の売れが見込めたのですが、今では2作目以降がまったく売れないという現象が起きています。著者ブランディングがしづらくなっているのです。それと同時に、売れる書籍と売れない書籍の差が年々大きくなっています。ビジネス書の固定読者が、浮動票になりつつあるのです。そのため、企画がトレンドにマッチすれば、大ヒットになりますし、当たらなければ全く売れないという状況です。そのために、商業出版の制作場面では多くの人に売るために、話題先行で著者が伝えたいテーマとは違う企画で、書籍を制作するということが多くなっています。話題先行で制作しても、著者の言いたいことや良さが伝わらず、読者からの反響は少なくなっているのが実情です。

企業出版の隆盛

そんな中で注目を集めているのが、前章でもふれた「企業出版」という書籍スタイルです。
書籍を一つの広告と捉え、企業の知名度アップや販売促進のために行う書籍出版です。
企業出版やブランディング出版、カスタム出版と呼ばれることもあります。ニッチな領域や、専門性が生かせるように読者を限定し、著者の伝えたいことを伝える書籍を制作、反響を生み出します。上に述べた出版業界の動向もあり、“あえて”企業出版を行う著者の方も少なくありません。これから、この企業出版について解説したいと思います。

第2章
企業出版とは
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