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  • 本を出版する方法とは~企画から出版までの流れ~
第1章
出版の基礎を知ろう
03
図書委員

本を出す方法とは?

商業出版の流れ

今回は、整理した出版の形式を踏まえ、それぞれどのように出版に至るのかを解説していきます。

商業出版で本を出すにはどうしたらいいのでしょうか。まず、商業出版のオーソドックスな流れを説明します。

 

 

① 執筆準備・・・どのような書籍を制作するか考える

② 企画立案・・・仮タイトル、書籍の概要などを企画書にまとめる

③ 出版社への売り込み・・・企画書を出版社の編集者に提出し、出版に関して合意を得る。

④ 出版社で企画会議・・・編集者が会社での会議に提出する。

⑤ 企画決裁・・・会議で出版することに関して稟議が下りる。

⑥ 刊行計画・・・いつ発売するのかを出版社と相談し決定します。

⑦ 契約交渉・・・印税率などを編集者と調整します

⑧ 執筆・・・編集者と目次や内容を検討し、執筆します。

⑨ PR計画・・・時期、著者のリソースなどを含め、どこでPRしていくか計画します。

⑩ 出版・・・書店へのPRを行い、出来た原稿を編集、製本し書店へ流通させます。

 

このような流れの中で書籍は作られています。書籍を出すためには、企画を立て執筆することだけでなく、編集者をその企画に巻き込み、出版社でその企画を決裁してもらうことが必要になります。

商業出版の障壁①「出版社への売り込み」

商業出版への道のりで障壁といえるのが、③出版社への売り込みと⑧執筆です。
出版社への売り込みに関してですが、人脈があれば編集者へアプローチすることができますが、人脈がない方は、直接企画書を出版社へ送付する、もしくは編集者が集まるイベントに出向き、プレゼンをするという方法を取らざるを得ません。
持ち込み原稿を見て出版社から連絡があるというのは、非常にまれなケースです。また、イベントでも限られた時間の中で編集者の心をつかむのは至難の業です。企画書を見てもらえたとしても、「ターゲットが狭い」「インパクトがない」という曖昧な理由ではねつけられてしまうことも多々あるのです。
少しでも、企画に興味を持ってもらえるようにするにはどうすればいいか?
出版に詳しい方に企画を見てもらうことも大事なのですが、それよりも売り込み先である出版社の選定を考えることをお勧めします。出版社には色があります。健康書が得意な出版社、専門的なビジネス書が得意な出版社など、会社に応じてジャンルと書籍の傾向が異なります。その為に売り込む際には、自分が企画した書籍と類似した書籍を出版している会社へアプローチすることが近道です。

商業出版の障壁②「執筆」

執筆に関してですが、ビジネス書でいうとその文字数は6万~8万字が相場です。この分量を書くには、長い期間、毎日おおよそ2時間を執筆に充てなければ達成することはできません。何日間でまとめて書くという方がいらっしゃるのですが、あまりお勧めできる方法ではありません。まとめて書くと文章の整合がとりずらく、重複した内容を書いてしまうということが発生しやすくなります。弊社グループで16万部を突破している『自分を変える習慣力』という書籍三浦将氏は、毎日早朝の時間を執筆に充てるということをまさに習慣にしていたようです。自分が毎日書き続けることができるかというのも、出版に向けて動く前に考えておきたいことです。

自費出版、企業出版で本を出す時には

これまで商業出版をする方法、つまり出版社に著者として選んでもらうノウハウに関してお伝えしてきました。自費出版、企業出版であると、逆に著者が出版社を選ぶことになります。その出版社の選定が、自費出版、企業出版で本を出す際に最も重要なことです。自費出版、企業出版にもやはりそれぞれ出版社の色がありますので、その辺りも参考にしていただければと思います。ただ、最終的に納得のいく書籍を制作された著者の方に聞くと、パートナーとして信頼できるかどうかで出版社を選んだ方が多いようです。関わる人が変われば、書籍は大きく変わります。ましてや、今までの人生の蓄積を書籍という形にするという半年以上かかるプロジェクトです。一冊の書籍を一つのチームとして、プロジェクトを推進できるかどうかは、なにより大事な書籍のクオリティに直結します。

第1章
出版の基礎を知ろう
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