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面白い企画がなぜ、残念な商品・サービスに 変わってしまうのか?

面白い企画がなぜ、残念な商品・サービスに 変わってしまうのか?

売れる商品・サービスに仕上げるために7つの壁を乗り越えろ!

「企画会議でスゴく盛り上がった面白い企画なのに、 できあがってみると面白みのないものに変わり果て、 結局うまくいかなかった、売れなかった……」 せっかく思いついた面白い企画だったのに……。 何ヶ月、何年もかけて商品化したのに……。 企画担当者なら一度や二度、このような苦い経験があるのではないでしょうか。 「面白い企画」を「面白い商品・サービス」として実現するのは簡単なことではありません。 なぜなら、その過程には多くの人が関わるからです。 「コストがかかりすぎだよ」「こんなのどうやって売るんだよ」「もう、これ以上の品質は無理だよ」など、 商品化に向け進んでいくと関係各所からいろんな声が飛び交い、 企画担当者には大きな壁として立ちはだかります。 これらの壁を突破しない限り、面白い企画を実現することはできません。 この本では、メーカー勤務、その後コンサルタントとして25年に渡って企画に携わってきた著者が 様々な失敗と成功を糧に、企画担当者が乗り越えるべき「7つの壁」とその乗り越え方を紹介します。 本書は7つのチャプターから成り、各チャプターは「物語+解説」という読みやすい作りになっています。 あなたのアイデアを最高の形で世に出し、多くの人に喜んでもらうために本書を活用していただけたらと思います。

著者紹介
太田昌宏(おおた・まさひろ)
商品開発コンサルタント。神戸大学農学部大学院修士課程修了後、江崎グリコ株式会社に入社。菓子開発研究所勤務後、社命によりテキサス大学に留学、MBA取得。帰国後、菓子開発企画部にて10年間ポッキーのブランドマネージャーとして、新製品開発、プロモーション、営業戦略、商品リニューアル等ブランド全般を運営する。その間、メンズポッキー、ムースポッキー等多くの新製品を開発するとともに、ポッキー&プリッツの日の制定に関わる。チョコレート全般の統括マネージャーを最後に退職。現在は、公益財団法人日本生産性本部のコンサルタントとして、人づくり、モノづくりをモットーにコンサルティング、企業や公開セミナーでの講師として活動中。同時に、(財)生涯学習開発財団認定コーチとして、階層別研修等で人財教育にも活動を広げている。(元)立命館大学大学院客員教授。著書は『商品企画できない社員はいらない』(クロスメディア・パブリッシング)、『ヒット商品が面白いほど開発できる本』(中経出版:タイ語の翻訳本もある)、共著に『1からの商品企画』(碩学舎)がある。

著者:太田昌宏
定価:本体1580円(税別)
発行日:2015/5/15
ISBN:9784844374046
ページ数:176ページ
サイズ:四六判(mm)
発行:クロスメディア・パブリッシング
発売:インプレス

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もくじ

CHAPTER1 「アイデアを出す壁」の乗り越え方
SCENE1 若葉、営業から企画へ
「人間観察」を習慣化する
・「人好き」がすべての出発点
・「人間観察」はどんな業界、職種でも重要
・企画担当者に休みはない
「問題意識」を頭の隅に常に宿らせる
・ターゲットが気になるものを気にする
・「先行指標」と「逆張り」を意識する
・今は使えないアイデアは貯めておく
「他業界のヒット商品」をよく観察する
・売れている理由が開発の切り口になる
・「なぜ売れているか?」を繰り返し自問し、人気の本質を理解する
・「気づき」を具体的アイデアに落とし込む
「ちょっとした組み合わせ」を大切にする
・言い合い歓迎。多様なメンバーを集めて喧々諤々やりあう
・「いいね!」連発でメンバーのアイデアを引き出す
・昔流行ったものも参考に
「既成概念」に捉われていないか自問する
・常にもう一人の自分と対話する
・社内が諸手を挙げて賛成していたら不安になること
・ユーザーの既成概念に注意する

CHAPTER2 「コンセプトを練り上げる壁」の乗り越え方
SCENE2 初企画「コロコロバター」
コンセプトを一言で言い切る努力をする
・コンセプトとは、「売り」(企画の存在意義)です
・企画は伝言ゲームになりやすい。伝える中身はわかりやすく
・「禅問答」から逃げない! とことん議論すること
リアル感のあるイメージターゲットを決める
・「誰でもOK」ではコンパも成功しない
・イメージターゲットはプロジェクトのベクトル合わせにも有効
・ターゲットが決まると「売り」も競争相手も決まる
「ターゲット」「コンセプト」「使用シーン」を連動させる
・コンセプトシートで「売り」を具体化する
・CMができるぐらい3要素を整理する
・ライバルとの優位点を徹底的に考える
背景・狙い・エピソードと作り手の想いを大切にする
・お客様の琴線に触れる「情報」が決め手になる
・「背景」や「狙い」を忘れると企画が迷走する
・「想い(ビジョン)」を明確にすることが「企画実現」のカギとなる
「差別化のための差別化」に注意する
・お客様目線第一、ライバル目線第二
・自分も消費者であることを忘れない
・「暗黙の同質化競争」にも注意する

CHAPTER3 「コンセプトに自信を持つ壁」の乗り越え方

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