世界が変わる空調服

世界が変わる空調服
人の健康と地球環境を救い、300億円市場を創った「空調服」の「発明・開発」秘話
ソニーを脱サラ起業。ロマンと夢を求めた企業・起業家のノンフィクション。
「空調服」とは、2005年発売から世界各国・累計約100万着も販売している、
知る人ぞ知る日本が誇る“発明”製品。温暖化対策と、働く人の熱中症対策・
解決に寄与できるため、注目を浴びています。
本書は、小さな新聞記事から、そんな発明品の存在を知り、
「これを作った人間とは? 会社とは?」という興味から始まったルポルタージュ。
そこには、組織内外の人間関係の苦悩、資金繰り、リストラ、取引先の裏切り、
“ひらめき”だけでは続けられない経営のリアルと、“夢”があるから仕事を
続けられるというロマンがあった。
日本のモノづくり復権に向けて。
未来の起業家・技術者、仕事人に読んでもらいたい1冊です。
著者紹介
照井康介(てるい・こうすけ)
1977 年東京都生まれ。編集業、執筆業。
編集プロダクション勤務を経て、2007 年にフリーランスに。これまでビジネス、環境問題、政治などのジャンルで取材ルポ、ドキュメンタリー記事・書籍の製作に携わる。2015 年より桜美林大学非常勤講師。
著者:照井康介
定価:1628円(本体1480円+税10%)
発行日:2019/5/1
ISBN:9784295403050
ページ数:240ページ
サイズ:188×130(mm)
発行:クロスメディア・パブリッシング
発売:インプレス
もくじ
序章 未来を変える企業との出会い
1章 奇人・市ヶ谷弘司
2章 技術系ベンチャーの立ち上げ
3章 訪れる転機の予感
4章 チャレンジの方法とその判断
5章 知恵と頑固さ、そして少しの運
6章 時代の流れの中で、それぞれができること
7章 空調服のつくり方― それぞれの再出発
8章 積み重ねてきたもの
9章 感情と理屈の狭間で
10章 タンブリング・ダイス
11章 パンドラの箱の底
12章 逆境がもたらす成長
13章 新たな世界へ
終章 空調服のDNA
あとがき
参考資料・文献