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日本史に学ぶ一流の気くばり

日本史に学ぶ一流の気くばり

日本史の勝敗は、「人間関係」で9割決まった!

日本史の勝者に共通するのは、周りへの気くばりや気づかいが徹底していること。
例えば、豊臣秀吉は生涯、他人の悪口を言わなかったといいますし、
平清盛はけっして人前で部下を叱らなかったそうです。
天下人徳川家康は、短気な性格をグッと堪えて、部下に寛容であり続けました。
彼らは人間関係こそが大切と考え、どれほど偉くなってもその姿勢を変えませんでした。
結果、周りから信頼を得て、大事な場面で多くの味方を得て、結果を出していったのです。

一方で、才能があるのに失脚し、脱落していった人の多くは、周りへの配慮が足りず、
足を引っ張られ、裏切られ、自滅していきました。

現代社会においても、この真理は同じでしょう。
むしろ人間関係が難しい今こそ、気くばりの重要性は増しています。
本書は、日本史の偉人たちが行っていた気くばりを通して、
仕事も人生もうまくいくヒントをまとめました。
チームをまとめる立場の人から、職場の人間関係で悩む人まで、
参考になる行動・考え方・姿勢は多いはずです。

著者紹介
加来耕三(かく・こうぞう)
歴史家・作家。1958年大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科卒業後、同大学文学部研究員を経て、現在は大学・企業の講師をつとめながら、独自の史観にもとづく著作活動を行っている。『歴史研究』編集委員。内外情勢調査会講師。中小企業大学校講師。政経懇話会講師。主な著書に『坂本龍馬の正体』『刀の日本史』『1868 明治が始まった年への旅』などのほか、テレビ・ラジオ番組の監修・出演も多数。

著者:加来耕三
定価:1408円(本体1280円+税10%)
発行日:2019/3/1
ISBN:9784295402794
ページ数:240ページ
サイズ:188×130(mm)
発行:クロスメディア・パブリッシング
発売:インプレス

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もくじ

はじめに

第一章 今も昔も、できる人は気くばりを大切にしている
豊臣秀吉は生涯、人の悪口を言わなかった
家臣を呼び捨てにせず、「殿」と呼んだ徳川家康
家康は裏切った相手ですら許すことができた
織田信長との関係を悪くすることはできない
凡人にできることは気くばりしかないと悟った
部下への気づかいがすごい平清盛、武田信玄
上司を喜ばせ続けた大久保利通の気くばり力
誰とでも最高の人間関係を築いた藤堂高虎
敗将・石田三成に対して見せた気づかい
名将の気くばり、軍師の気づかい その一
人の相談に進んで乗った千利休と愛嬌で周りを包んだ足利尊氏

第二章 こんな上司と仕事がしたい! 歴史に学ぶ「理想の上司」とは?
人格者・平清盛は部下の欠点よりも長所を見た
優しさを超えた「人間力」をもっていた天才軍師
偉ぶるところがない勝海舟の上司力
若いころの挫折が、海舟を優しく強くした
親分肌の火付盗賊改・長谷川平蔵の気くばり
犯罪を犯す者にも一人の人間として向き合う
相手を立てるのがうまかった西郷隆盛の謙虚さ
しっかり話を聞くことも相手への気づかい
自分の分を知り、控えめに生きた権力者・柳沢吉保
独断をせず、周りを立て、意見を聞く 
部下に仕事を任せるのも上司の大切な仕事
追い込まれた部下の気持ちを察した東郷平八郎

こんな身勝手な上司はイヤだ!
困ったときだけ人を頼り、信頼を失った徳川慶喜
才能があったのに人間関係で失敗した石田三成
名将の気くばり、軍師の気づかい その二
徹底的に自己反省をした徳川家康、手柄はすべて人に譲った松平信綱

第三章 気づかいができる部下は誰からも愛される
信長が間違っていれば生命を懸けて反抗した秀吉
老将の自慢話を最後まで聞いた蒲生氏郷の部下力
不本意な異動でも前向きに捉えて努力した藤堂高虎
畑違いの部門に異動させられても一切文句を言わない
上からも下からも人望があった丹羽長秀の存在感
誰と組ませても好き嫌いを言わないから重宝される
どんなリーダーの下でもやっていける強さ
ピンチです、助けてください、と素直に言える前田利家
柴田勝家が信長に頼み込んで許してもらえた
周りがアドバイスしたくなる人柄、山内一豊の魅力
アイデアを盗まれた相手も怒らない人柄とは?
家康のためなら何でもやると決めた本多忠勝の覚悟
死を覚悟した姿に敵将・秀吉も涙を流した
たとえ家康の命令でも筋が通っていなければ従わない
年下の秀吉に従い、本領を発揮した蜂須賀小六
新規参入メンバーがやりやすいように気くばりする

こんな身勝手な部下はイヤだ!
自分を高く評価しすぎて墓穴を掘った福島正則
主君・信長に対する秀吉と光秀の態度の違い

名将の気くばり、軍師の気づかい その三
周りの気持ちを明るくした高橋是清、使用人にも頭を下げた岩崎弥太郎

第四章 最高の人間関係が最高のチームをつくる
ボーイスカウトのように見えた薩摩藩の結束力
坂本龍馬の亀山社中は全員給料が同じだった
昼行燈と言われた大石内蔵助の隠れたリーダーシップ
それぞれ考えが違うメンバー一人ひとりに寄り添う
叩き上げのチームとエリート集団の差とは?
秀吉が死んだら次は誰か? 叩き上げの嗅覚
まったく境遇の違う勝海舟と坂本龍馬の接点
有能な部下を引き上げてチーム力を上げた山縣有朋
大久保に意見をするときは酒を飲まないと無理だった?
山縣有朋と違い、薩摩藩の人間にこだわらない
織田信長を感心させた猛将のたった1つの欠点
秀吉を嫌っていることが相手にも伝わっていた
仲間に夢を見せることができるかどうか

名将の気くばり、軍師の気づかい その四
嫌われ役を買って出た土方歳三、西郷が働きやすい場を作った小松帯刀

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