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本には読む順番がある

頭の中に“知性の地図”を描いてから2冊目、3冊目に進みたい

「筋トレ」に鍛え方の順番があるように、「読書」にも読む力をつけるための正しい順番があります。
たとえば、いきなり『資本論』を読んでも、多くの人には難解で、最後まで読み切ることはできないでしょう。本来はその前に読むべき本があるのです。
本を読んでも身につかない、十分に理解できない、という人は、「読書の順番」を間違えています。正しい順番で読めば、1冊の本から吸収できる知識・教養は倍増するはず。

本書では、具体的に3ステップで読む順番を示します。「哲学」「科学」「歴史」などの分野別、ニーチェ、夏目漱石、太宰治などの人物別に分けて紹介します。

著者紹介
齋藤孝(さいとう・たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。ベストセラー著者、文化人として多くのメディアに登場。著書に『声に出して読みたい日本語』(草思社)、『読書力』(岩波書店)、『雑談力が上がる話し方』(ダイヤモンド社)、『質問力』(筑摩書房)、『語彙力こそが教養である』(KADOKAWA)、『読書する人だけがたどり着ける場所』(SBクリエイティブ)ほか多数。著書発行部数は1000万部を超える。

著者:齋藤孝
定価:本体1380円(税別)
発行日:2020/12/1
ISBN:9784295404798
ページ数:256ページ
サイズ:182×115(mm)
発行:クロスメディア・パブリッシング
発売:インプレス

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もくじ

はじめに

第1章 なぜ、「読む順番」が大切なのか?
「読む順番」を間違えていませんか
音楽や絵画は順不同でいい
本は知能指数で読むものではない
筋トレのように次第に重くしていく
古典はまず「論語」から読む
早いうちに“知的免疫”をつける
頭の中に“知性の地図”を描く
小説は少し読み方が違う
クライマックスシーンで本を選ぶ
どんな本を選び、どの順番で読むか

第2章 最初の1冊をどう選ぶか?
新書を読書の入り口にする
1時間で新書3冊の要旨をつかむ
ケインズとハイエクの違いとは?
横断的な知性を身につける
詳しい人に聞くのが一番早い
レビューを参考にして本を選ぶ
3タイプのうちどれかを見極める
超難解な『存在と時間』の読み方
訳者で本を選ぶ楽しさ
「新訳」ならカントも理解できる
チャンドラーを村上春樹で読む
訳者が変わると不安になる
短編から読み始めるとうまくいく
ベストセラーはいつ読むべきか?
本との出合いは一期一会
思い切って全集を買ってみる

第3章「哲学」から「歴史」、「科学」まで
【ジャンル別】本物の教養が身につく3ステップ読書術
6つのジャンルを3ステップで読む効果
思想・哲学ジャンル
難解で長大な作品が多いので、やさしいものから読み始めたい
ステップ1[最初の1冊] 哲学の世界の概略と全体像をつかむ
ステップ2[次の1冊] 哲学の真理に近づける本を選ぶ
ステップ3[仕上げの1冊] 学者の原典で哲学の真髄に触れる
科学・宇宙ジャンル
まずは通俗本で基礎を固めてからエッセイや教科書で知識を深化させる
ステップ1[最初の1冊] 図鑑や入門書で全体像をつかむ
ステップ2[次の1冊] ファインマンのエッセイが読みやすい
ステップ3[仕上げの1冊] アメリカの大学の教科書で学ぶ
数学ジャンル
数学という知の世界を段階的に体験していく読書の醍醐味
ステップ1[最初の1冊] まずは文系でも理解できる入門書から
ステップ2[次の1冊] 「最終定理」に向き合う数学者たちのドラマ
ステップ3[仕上げの1冊] 日本人数学者の世紀の大発見に興奮する
宗教ジャンル
私たちはどう生きるべきか。宗教を正しく知ることで真理に近づく
ステップ1[最初の1冊] 世界の宗教の知識を1冊でつかむ
ステップ2[次の1冊] ブッダや空海の生の声を聞ける本
ステップ3[仕上げの1冊] 世界的な権威、エリアーデの著作で締める
歴史ジャンル
歴史は人間を知る最良の教科書。全体から部分へ深めていく
ステップ1[最初の1冊] 高校の教科書や図録でもう一度学ぶ
ステップ2[次の1冊] 断片的な知識ではなく流れでとらえる
ステップ3[仕上げの1冊]人類の起源、進化を巨編で読む
文学ジャンル
文学史、文学の系譜を頭に入れてから個別の作品に進む
ステップ1[最初の1冊] まずは漫画や入門書で全体像を把握
ステップ2[次の1冊] 文豪の人となりを知ることで興味が増す
ステップ3[仕上げの1冊] 世界の文学者を総まとめ

第4章 ニーチェから夏目漱石、太宰治まで
【作家別】本の理解力が上がる3ステップ読書術
作家の著作にも読むべき順番がある
ニーチェ
ニーチェの過激さ、凄みは、この順番で読まなければ理解できない
ステップ1[最初の1冊]「神は死んだ」と言った意味を知る
ステップ2[次の1冊] ニーチェの野心と誠実さを知る
ステップ3[仕上げの1冊]『ツァラトゥストラ』で真髄にシビレる
プラトン
ソクラテスとプラトン。二大哲学者の固い絆と思考がわかる3ステップ
ステップ1[最初の1冊] 師の最期を描いた『ソクラテスの弁明』から
ステップ2[次の1冊]『饗宴』でソクラテスの会話を堪能する
ステップ3[仕上げの1冊]『国家』で師・ソクラテスの理想を代弁
ドストエフスキー
人間の暗部をえぐり出す手法と姿勢、理解できないのはもったいない
ステップ1[最初の1冊] 処女作『貧しき人々』に込めた思いを知る
ステップ2[次の1冊 『地下室の手記』で病的な自己愛を描く
ステップ3[仕上げの1冊] 小説の最高峰『カラマーゾフの兄弟』へ
ハイデガー
超難解な哲学者の思想を段階を追って読み解いていく
ステップ1[最初の1冊]『誰にもわかるハイデガー』はわかりやすい
ステップ2[次の1冊] ハイデガーの思想の変遷がわかる解説書
ステップ3[仕上げの1冊] 解説書からハイデガーの自著へ
夏目漱石
わずか10年ほどの間に傑作を書きつづけた漱石の正しい読み順
ステップ1[最初の1冊] 遅咲きのデビュー作『吾輩は猫である』から
ステップ2[次の1冊] 前期3部作で近代自我の問題に向き合う
ステップ3[仕上げの1冊] 漱石が三角関係を書きつづけた理由とは?
太宰治
明るく、気品に満ちた作品から読み、暗くて重い作品は後で読む
ステップ1[最初の1冊] ヒューマニズムあふれる傑作から始める
ステップ2[次の1冊] 一転して、暗くて重い太宰作品へ
ステップ3[仕上げの1冊]晩年の傑作長編で人間・太宰に迫る

第5章 読む順番と同じくらい大切なこと
アウトプットすることを前提に読む
要約力と引用力の二つが大切
声に出しながら読むと覚えやすい
1年間で100冊読めますか?
漱石のように本に直接書き込む
本を1冊の人格として扱う

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